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銀鏡メッキ塗装

銀鏡メッキ(銀鏡塗装)

銀鏡メッキ(銀鏡塗装)とは

銀鏡塗装とは、銀鏡反応による高度な金属意匠性を可能とする、環境にやさしいメッキ塗装です。

かつては不可能とされていたプラスチックや木材など、スプレーガンにて塗装ができるものにメッキ表面のような輝きを与えることのできる塗装で、吸水性のもの以外はほとんどの素材に対してメッキ加工が可能となります。

湿式メッキ作業の工程では20余りの浸漬(しんせき)工程あった作業工程がスプレーガンを使用した場合は7工程になります。

ZESTではTV用の備品を始め、大手メディア用の装飾用の備品やテーマパークなどの装飾品の制作実績がございます。

銀鏡メッキ塗装の行程

銀鏡メッキ 銀鏡塗装 スプレーガン

銀鏡メッキの行程を簡単に解説します。銀鏡メッキには工程ごとにたくさんの機材が必要となってきます。ひとつひとつの行程ん居たいしてスプレーガンを用意する必要があるため、たくさんの種類のガンを使い分けて施工を行っていきます。

素地調整・下地処理
銀鏡塗装を行うものに対しての下地を調整します。仕上がりに直結するところですので入念に仕上げます。
アンダーコート
銀鏡の下地処理を行い、乾燥させます。
第一活性処理
第一活性処理核層を生成します。薬液をアンダーコート塗装面のハジキが無くなる迄塗布し、活性化させ、その後純水にて洗浄します。
第二活性処理
第二活性処理核層を生成します。第二活性処理は、塩素の除去に効果を発揮し、銀析出を促進させ付着性の向上につながります。
銀鏡塗装
銀鏡塗装を行います。銀鏡液(LA)と還元液(LB)を指定の内部混合ガンで被塗物から200~250mmの距離で均一にスプレーし、銀を析出させます。銀鏡塗装の行程後、再び純水にて洗浄します。
安定化(リンス)処理
銀鏡塗装で生成した銀鏡塗膜を安定化させる工程となります。リンス用の薬液をスプレーする事で、前工程の銀鏡反応の未反応物を除去すると同時に、安定した銀を析出させ、変色防止等に効果を発揮します。行程が終わるとさらに純水にて洗浄します。
エアブロー・乾燥
エアブローにて水滴を充分に除去し、乾燥させます。裏面も同様です。水切り乾燥が不充分な時は、トップコートの付着性が低下する場合があるので、しっかりと乾燥させます。
トップコート
銀鏡のクリア層の上塗りを行います。クリア層がない場合は耐候性や耐久性が悪くなるため、トップコートを行います。また、カラーメッキなどの色つけなどを行う場合はこの段階で色をつけていきます。

銀鏡メッキ(銀鏡塗装)用ブース完備

銀鏡メッキ塗装ブース

銀鏡メッキはその性質上、途中の行程でホコリやチリなどが入り込むと修正することが不可能です。その為、行程中にホコリやチリの混入を出来る限り防ぐことが必要となってきます。

ZESTではこのホコリやチリの混入問題を解決するために銀鏡メッキ(銀鏡塗装)用の圧送式ブースを完備しております。

大型のファンによる空気の吸気と排気を行い、空気中の不純物を可能な限り排出しながら、銀鏡メッキ(銀鏡塗装)をおこなっているため、ホコリやゴミの混入を可能な限りゼロに近づけています。

また、塗装時はクリーンウェアを着用し、ホコリの混入を可能な限り防ぎ、銀鏡メッキ(銀鏡塗装)の品質の向上を行っております。

銀鏡メッキ(銀鏡塗装)製作例